南国・沖縄での撮影を思い出す。
9年前に、沖縄の宮古島に10日ほどの撮影に出かけた。
撮影のオファーがあった時、本当に嬉しかったな。
南国のイメージは、青い海と青い空ってよく言うけど、其れだけじゃないんだよ。
想像以上に素晴らしい!それが、風景撮影の醍醐味なんだよ。
沖縄に到着した時の匂いって、不思議な感じだったよ。
空気の手触り、風の厚み、音の質感、生活感、太陽、う~ん、何だか不思議。
これを撮影するために、地図を覚えたり、機材を用意したり、質素な生活状態で挑んだよ。
色は複雑。単純に青い空や青い海じゃないから、撮影方法も勉強しておくんだよ。
水中に潜って撮影もしたよ。撮影機材はね、被写体に合わせるんだよ。
水中カメラじゃなくて、単純に、カメラをカバーする袋状のもの。
50メートルも潜れるって規格の機材だけど、潜ったのは1メートルくらい。
僕が対応していからね。
でも、ほんの数十センチ潜っただけで別世界だよ!!
僕には、十分に刺激的だった。
波にさらわれながら撮影した時は、童心に戻ったよ。最高だった。
実際に出会う風景から、情報収集するよ。現地に行かないと本当は分からないからね。
現地の空気感を肌で感じることが大切なんだ。
虹とか、突然の現象は、風景を予測する感覚が必要だから。
宮古島は、ノイズが少ないから、感覚が鈍りにくいんだ。
僕は、風景撮影の場所選びでノイズの少なさを、大切な要素にしている。
体調維持は、夏の食べ物を使ったり、水分補給に気をつけるんだよ。
撮影で使ったドラゴンフルーツもお腹いっぱい食べたよ。
スイカも冷蔵庫が無いから、その日にまるごと一個食べたよ。
でも、これが体力維持に一番効果的だったんだ。
青い海が、オレンジに染まる時も、魅力的なんだよ。
オレンジに染まった海の影は青いんだよ。知ってた?
撮影した後は、機材の整備と、データの保存で数時間使うんだよ。
洗濯とかもするから、寝る直前まで働き通しなんだよ。
体力がある年齢のうちに、こんな撮影はやっておきたいね。
完全燃焼で撮影して、思い残すことは無いよ。そう思えるまで撮るんだから。
でもね。次は、動画を撮りたいなって思うよ。
ゴールが無い世界だから、もっともっと、人間性を向上させなとね。
また、沖縄に会いに行きたいって思う。家族といっしょに行きたいな。
撮影の時は、奥さんが家を守ってくれたからね。
そんな余裕が作れたら、最高に贅沢。生きてて良かったって思うだろうね。
生きていくだけで大変だけど、僕だけの特別な人生なんだ。
あなただけの特別な人生も、どうか楽しんでください。